沖縄の食材

シブイ - 食材の情報サイト「沖縄の食材」


沖縄の方言名「シブイ」は「冬瓜」のことです。冬瓜は特に渋くはありませんので、「渋い」→「シブイ」ではなさそうです。いわゆる白瓜とは別の品種ですが、実の白さから「シロウリ」→「シブイ」と変化したのが語源という説があります。冬瓜は沖縄だけでなく、本土でも一般的に食べられている食材ですよね。ですが、食卓に上がる頻度はおそらく沖縄が圧倒的に高いでしょう。沖縄ではとてもポピュラーな食材で、昔ながらの沖縄料理にも欠かせない重要食材なのです。

「冬瓜」は、その名前から冬の野菜かと思いきや、れっきとした夏野菜なのです。切らずに丸ごと保存しておけば冬まで保存がきくということから、この名前が付いたそうです。原産地は東南アジアで、沖縄では、伊江島、宮古島地域、本島南部が産地として知られていて、生産量は沖縄県が日本一だとか。大きなものではなんと1つ20kg近くになるものもあるそうです。味はとても淡白でクセがなく、煮物にすると味もよく染み込みます。大根にちょと似た感じですよね。

シブイの栄養素・薬効

シブイ(冬瓜)はその96%が水分という低カロリー食材です。ビタミンCやカリウムを豊富に含み、免疫力を高める作用、利尿作用、高血圧を抑える作用があると言われています。美白効果やむくみを解消してくれる効果もあるので、女性には嬉しい食材ですね。また、中国の『名医別録』には、冬瓜について「小腹水張。小便を利し、渇を止める」という記載があるそうです。

沖縄では、のどの調子を整えるために、種子や果皮を乾燥させたものを煎じて服用するという利用法も伝えられています。また腎臓等のために果実を食べたり、便秘にも煎じて服用すると良いとされています。ウリ科の野菜なので、体温を下げる作用もあるので夏に適した食材と言えるでしょう。

シブイの食べ方

シブイは淡白でクセがないので、どんな食材とも相性がよく、いろいろなお料理に利用できる食材です。味の染み込みがいいので、肉や魚と合わせて煮物や汁物するととてもおいしく頂けます。お出汁のきいた煮物や汁物にはぴったりですね。中でも豚肉とは特に相性が良く、沖縄料理ではソーキ汁や足てびち等には欠かせません。大根を使った料理をイメージすると、シブイを使ったお料理の幅が広がるかもしれませんね。淡白で味が染みやすいことや食感も大根に似ているところがあるので(大根のような辛みはなく、また大根よりも少し柔らかいですが)、大根の代わりに使うと良いのではないでしょうか。生食も可能なので、サラダや酢の物などにして頂いてもさっぱりとして美味しいです。