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島ニンジン - 食材の情報サイト「沖縄の食材」


島ニンジンは17世紀にシルクロード、中国を経て、日本に伝えられたと言われています。沖縄の在来種ですが、実は同じ品種のニンジンが一時は東北地方から九州地方まで広く栽培されていたようです。沖縄県の中でも沖縄本島中部にある津堅島は島ニンジンの産地としてとても有名で、島の特産品となっています。津堅島は通称「キャロットアイランド」と呼ばれているほどです。

島ニンジンは沖縄の方言で「チデークニ」と言います。「チ」は黄色を意味し、「デークニ」は大根です。つまり「黄色い大根」という意味なのです。ニンジンなのになぜか大根…。

島ニンジンの栄養価・薬効

島ニンジンはニンジンですのでビタミンAが豊富で眼精疲労に効果があると言われています。ビタミンAは植物性の油で調理することによって吸収が良くなり、さらに効果的です。体を温める効果があるカロテンが豊富なので、寒い冬の時期にはぴったりの食材です。他にもビタミンC、カリウム、鉄分なども多く含んでおり、沖縄では古くから、薬膳料理の食材としても利用されています。ちょっと体調が悪いときに、味噌汁の具に入れて食べたりもします。また、抗酸化作用を持つリコピンを一般のニンジンより豊富に含んでおり、昔から「命薬(ぬちぐすい)」として、重宝されてきました。中国の『本草網目』では 「気を下し、中を補し、胸膈、腸、胃を利し、五臓を安んじ、人をして健食ならしめ、益あって損なし」 と記されています。

島ニンジンの食べ方

普通のニンジンと同じように使えますが、沖縄では加熱調理されることが多いようで、チャンプルーやイリチー、汁物に利用されます。中でも、島ニンジンと豚のレバーや腎臓、赤肉を一緒に煮こんだ汁物は滋養食として重宝されています。